胃がんは、幼少期にピロリ菌に感染し、その後の食生活などを通して、発癌物質に長期にわたって暴露されることで、 発生すると推定されます。
2001年9月15日
ピロリ菌に感染している人と陰性の人を、平均約8年間にわたって内視鏡検査で追跡した結果、「ピロリ菌感染者1246人中36人約2.9%に胃がんがみつかり、感染していない280人には胃がんが発生していなかった」という研究報告を広島県の呉共済病院の上村直実先生が米医学誌に発表されました。
今後除菌療法を勧めるうえで大変重要な研究報告です。
この報告を参考に除菌治療の対象を考えていきたいと思います。