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大腸内視鏡治療

大腸内視鏡による治療は、主に以下の3種類があります。

1.大腸ポリープ切除術(ホット・コールド)

大腸に隆起したポリープを認めた場合、内視鏡を通してループ状の細いワイヤをかけてポリープを締め上げ、高周波電流にて切除します。

高周波で切除することにより、切除部位に熱凝固という作用が起き出血しなくなります。 切除される大腸粘膜には知覚神経ないため、切除時に通常痛みは全くありません。最近は、熱凝固させないコールドポリペクミーも行います。

ポリープがあまり大きくない(約2cm以内)ときは、外来で日帰り手術としています。

2.大腸粘膜切除術(EMR;Endoscopic Mucosal Resection)

大腸にできた小さな腫瘍またはポリープが、平坦または陥凹した形の場合ポリープにワイヤがかかりにくいため、チューブ状の注射針にて病変の下部にヒアルロン酸用溶液などを注入して隆起させ切除します。

この手術も痛みはありません。この方法も外来で日帰り手術として行います。

3.大腸粘膜下層剥離術(ESD;Endoscopic Submucosal Dissection)

大腸粘膜にできた腫瘍が広く拡がっている場合、従来の方法では一回で切除するのは困難なため、ヒアルロン酸溶液などを粘膜下に注入し、特殊な器具で徐々に病変をはぎ取って切除する方法です。広い腫瘍を一括で切除できます。

ただし、切除に時間がかかり切除面の傷も広くなりますので入院下で行うことが必要です。

当院では、内視鏡専門医が多数在籍している施設に依頼する事が多いです。
(施設先の例:国立がん研究センター、 NTT東日本関東病院、がん研究会・がん研有明病院 など)

その他ご質問は当院受付へご相談下さい.